2026年5月28日 | ごとう事務所(熊本)
経審のP点を上げるには、評価項目ごとに具体的な対策が必要です。すぐに効果が出る対策と、時間をかけて積み上げる対策があります。
Z点(技術力)は技術職員数と資格によって決まります。施工管理技士・建設業関連資格を持つ職員が増えるほど評価が上がります。1級資格者は2級の2倍の点数で換算されます。社員の資格取得支援が最も即効性の高い対策です。
W点では労働保険(雇用保険・労災保険)・社会保険・建設業退職金共済(建退共)への加入状況が評価されます。未加入の場合は大幅な減点となります。全員加入は義務でもあり、加点にもつながります。
X1は完成工事高で評価されますが、元請け工事の完成工事高は下請けより有利な換算があります。元請け比率を高めることで、同じ売上でもX1点が上がります。
Y点は財務諸表の8指標で評価されます。決算直前に売掛金の回収を前倒しにする・借入金を返済するなど、貸借対照表を改善してから決算を迎えることでY点が上がります。税理士と連携した対策が有効です。
W点では防災協定の締結・建設機械の保有・ISO9001/14001の取得・若年技術者の雇用なども評価されます。比較的取り組みやすい加点要素を確認してみてください。
経審で評価される内容は、審査基準日(直前の決算日)時点の状況です。「決算が終わった後に保険に加入した」などは評価されません。翌年の経審に向けた準備は早めに開始することが重要です。